学生応援コミュニティ <TASUKAKE> supported by 賢者屋

賢者屋 -kenjaya-

新規登録

ログイン

利用規約個人情報の取り扱いに同意して
SNSアカウントで登録する

※運営会社の変更に同意したことと見なします。

  • Twitterでログイン・登録
  • Facebookでログイン・登録
  • LINEでログイン・登録

団体紹介

自己満足の境界線で、雑誌を作る。

Seel編集部 (メディア)

4か月前

  • 0
  • ページビュー数
    28

こんにちは、立教大学にて活動しているSeel編集部という団体です。

当団体は毎号特定のカルチャーにテーマを絞ったフリーペーパーを年3回発刊しています。テーマとするカルチャーに対して「ひねくれた視点」をモットーに特集を組み上げ、大学生に新しい価値観を伝えることを目標としています。団体の部員数は1年生から3年生まで含めて現在35人。そこそこの規模感でやっています。

本記事で35人の意思をすべて代弁するのは難しいので、今回は執筆者である広報担当の団体に関して考えていることを書いていきたいと思います。



フリーペーパーSeelが創刊されたのは2008年の9月のことです。今年で活動は11年目。現存する学生フリーペーパーの中で、同じような規模感でやっている団体と比べると「それなりの歴史を持つ」方ではないかと思います。

とはいえ、新陳代謝が激しい学生団体ですので、現在冊子を作っているわたしたち自身は最長でも2年戦士。ベテランでも何でもありません。出版という人類の長い歴史の中で、あるいはフリーペーパーというそこそこ短い歴史の中で見ても我々は新米と言わざるを得ないでしょう。当然のことですが。

 

そんな私たちの活動ですが、基本週1~2回のペースでミーティングを開き、今後の制作の方針や広告案件の報告などを行っています。編集作業自体には全員がかかわっており、特集記事ごとにチームで別れて制作していくのが基本的な形です。また、そのうえで営業・デザイン・広報の3部署に分かれ、それぞれの部署ごとに役割分担を行っています。

 

一冊の冊子ができるまでの基本的な流れとしては

①部員一人一人が持ち寄った企画のプレゼンを競合させ、その号のテーマを決定する

②その企画をもとにブラッシュアップを行い、より具体的に構成やデザインイメージを仮定する

③チームごとに取材や執筆作業にとりかかる。同時進行で誌面デザインも制作する。

④修正点を部員内で指摘しあいながら再度③。これを繰り返す。

⑤文字校正・最終確認(表記チェックや誤字脱字・デザ修正の最終チェック)を行う。

⑥入稿、そして発刊

といった感じです。また、企業広告の企画・制作も常に並走する形となっています。特に凝っている部分があるわけではない、比較的スタンダードな作り方...のはずです。



 

一つの号を作るということは、当然楽なことではありません。何度も行き詰まるし、終盤に差し掛かって相当にヤバイ問題が浮上してくることもあります。だからこそ一号が完成した時の達成感は何ものにも代えがたいですし、そこに作る側の喜びの多くが集約している気がします。

「作ったこと」自体に対する喜びというものは、言い換えれば「自己満足」に過ぎず、プロやそれに近い世界からみれば未熟な達成感といえるのかもしれません。意図やメッセージを込めて雑誌を作る以上、本来ならば作り上げたうえで、それがどれだけ読者にウケ、評価してもらえるか、そして制作側が込めたメッセージがどれだけ伝わっているのかを見届けるまでが「書籍/雑誌の制作」であり、よかった悪かったはそのあとに生まれてくるべきです。

 

しかし、学生フリーペーパーを語るうえで、やはりこの「作り上げたことへの自己満足」というキーワードは愚かな感情として捨てきれない、むしろ学生フリーペーパーを象徴する言葉ではないかと考えます。

 

理由として、まず第一に、これはあらゆる雑誌に言えることだと思いますが、企業様の広告出稿がなければ冊子という形あるものが出来上がらない可能性がある、という前提で作られるということ。このリスクはいついかなる時でも頭の片隅にあるし、長期的に世代交代を繰り返しつつ制作していくことを考えれば考えるほど、その圧力は大きくなります。ゆえにフリーペーパーが「完成する」ということへの喜びは、より一層大きくなることは当然でしょう。

さらには、私たち自身が編集者として、人間として未熟であるがゆえに「自己満足」に収束してしまう気持ちを持ち合わせていることと、その一方で野心的に「人々の心に訴えかけたい!」「既存価値観から開放されてほしい」という高い目標理念を抱いていること、そのアンビバレントな感情の葛藤/共存こそが学生フリーペーパーの魅力そのものなのではないかと思うのです。一言でいうなら「青臭さ」というやつでしょうか。

総合誌というものは、小説や音楽、映画といった創作物に比べて「まっすぐでない」というか、青臭さが見通しにくい構造になっていることが特徴だと思いますが、その表向きにならない、潜在的な青臭さにこそ、学生フリーペーパーの魅力が見いだせるのかもしれません。

 

いずれにせよ、少なくとも制作する側にとっては(より限定するならば当雑誌に関して言えば)、このような葛藤の中で誌面を練っていくことは、苦しみもありますがそれゆえに楽しく、最も「雑誌、制作してるな~~」と自覚できる瞬間なのだと思います。

ゆえに、意外かもしれませんが、こうした葛藤を自分の中で、そして団体の仲間たちとの間でぶつけ合うこと自体が、フリーペーパーサークルに入っていてよかったと思える(実は思っている)瞬間なのかもしれません。

 

すべての学生フリーペーパー団体、そしてSeel編集部はこれからも紙の雑誌を作り上げようと試み続け、そして葛藤し続けます。その円環が雑誌として、文化として永遠なのかはわかりませんが、たしかにぶつけあった証として、一つのフリーペーパーができあがてゆくのでしょう。

 

 

「シェアする」ボタンを押して、
自己満足の境界線で、雑誌を作る。を応援しよう!

シェア数が増えると表示順番があがって
協賛が受けやすくなるよ♪
さらにSNSでシェアすると、協賛確率がUP!

関連団体ニュース

Loading...

このニュースの応援メンバー

この団体をシェアする

Loading...

このニュースをシェアする

Loading...

このイベントをシェアする

Loading...

このキャンペーンをシェアする

Loading...

このページをシェアする

Loading...