こんにちは。キャストのユイです🌹
皆さん、『東京2020』楽しみですか?????

2020年の東京五輪に向け、義務教育段階から東京都を中心にスポーツの文化を広める取り組みが増えてきています。
大学では、スポーツボランティアを学ぶ動きが広がっています。
私にちょっと気になったことがあります。
「スポーツの現場でボランティアをすれば、単位がもらえる」
授業を受ければ単位が認定されるうえ、「就活」でのアピールをもくろむ学生もいます。
ボランティア要員を確保したい大会組織委員会は、大学側に3年後の夏の試験の時期をずらしてもらえるよう打診することも検討中のようです。
単位を取るため、就活に有利そう、という理由によるボランティア参加はありなのか?
内閣府が定めるボランティアの定義は、
「仕事、学業とは別に地域や社会のために時間や労力、知識、技能などを提供する活動」となっています。
「ボランティアは本来、自発的に参加すべきものであり、災害などのボランティアとオリンピックとではそもそも性質が異なる。大学が学生に対し、単位で誘導するようなやり方はのぞましくない」
「ボランティアで単位認定か。。。なんだかどんどん違う方向に向かっていないだろうか、、」
「労働の対価として、金の代わりに単位で支払われるという形になる。」
こんな声があらゆるところからあがっています。
私は、ボランティアの入り口はなんでもいいと思っています。
「困ってる人を助けたいから」
「誰かの役に立ちたいから」
「なんだか楽しそうだから」
いろんな理由があると思います。
それでも、今回の単位認定というやり方には、正直悲しい気持ちになりました。
楽しいから始まる社会貢献を広める取り組みをしていたのもあって、尚更です。
そもそも大学は学問を学ぶ場所です。
本来の授業や試験日をオリンピックのために圧迫すること自体が本末転倒。
その上で学業と関係のない五輪ボランティアで単位を埋め合わせて参加に誘導することは学生の学ぶ機会を奪うことにも繋がりかねません。
また「なぜ五輪ボランティア限定なのか?」という問いも当然上がってきます。
東日本大震災から先日の台風21号、北海道地震まで日本では多くの災害が発生しており、そうした災害の復旧・復興に学生も含めて大勢が災害ボランティアとして活動してきました。
なぜ東京オリンピックという商業イベントへのボランティア参加だけが特別に単位認定の対象となり、それ以外の災害ボランティアを含む数々のボランティアは対象とならないのかという疑問に大学側も文部科学省も明確に回答できるのでしょうか?
一人の学生が声をあげたところで制度を変えるのは難しいことは分かっています。
だから
これからボランティアに参加しようと思っている学生には、
「
ここでどんな経験を得たいのか」
そして終わった時に
「やって良かった!」「外国人とたくさん交流できて世界が広がった!」「誰かのために行動し、自分自身一回り成長できた!」
そんな風に思えるように、実りある機会にして欲しいと心から願います。
「単位のためのボランティア」そんなことがないように。
賢者屋キャスト 鈴木結
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