支援先の様子【ルワンダ共和国】
給食支援地域:バンダ村
ルワンダ南西部ニュングエ国立公園内に隣接するバンダ村は山に囲まれた自然豊かな村ですが、電気、水道、ガスなどのインフラは整っていません。バンダ村の幼稚園3園と小・中学校2校で、2,300人の生徒にソルガムやトウモロコシ、大豆の粉末に、プロテインやビタミンを添加し、砂糖を加えて煮込んだポリッジ(お粥)の給食を提供しています。
この地域ではHIV/AIDSの影響で、多数の子どもたちが孤児となっており、親戚や近所の家に預けられて生活しています。自給自足に近い生活を行っているこの村では、食べ物の量もバリエーションも限られています。また、一家庭における子どもの数は7~8名ほどと大変多く、家族みながお腹いっぱい満足な食事ができる機会はほぼ無いと言っても過言ではありません。
幼稚園に通う子どもたちは、友だち同士で遊ぶだけでなく、数字の数え方や文字の書き方も学んでいます。黒板の上には日常生活で使う道具などの絵が描かれていて、英語とキニヤルワンダ語が添えられています。子どもたちが幼稚園に通えることで、親たちは農作業などの時間を確保することができるようになりました。
幼稚園では先生が配膳を行いますが、小中学校では当番制で生徒が配膳係を担当しています。バンダ村では生徒の数が増加傾向にあり、教室の机もぎっしりです。給食が提供されるようになったことで、生徒たちの出席率も向上し、中等教育や高等教育への進学率も向上傾向にあります。
HP(http://jp.tablefor2.org/countries/countries.html )より
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