こんにちは、ようたろうです。
2018年も終わりが近づいてきましたね。
年末年始は旅行に行くのもいいですが、家で本を読むのもいいものです。
ということで私がオススメする、平成に出版された小説のご紹介です。
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・何者/朝井リョウ
第148回直木賞受賞
戦後最年少の直木賞作家、朝井リョウ。
「桐島、部活やめるってよ。」で一躍有名になった作家だ。
私が人生で一番好きな作家である。
彼のせいで何回電車を乗り過ごしたかわからない。
彼のせいで何回涙したかわからない。
「何者」は就活を舞台に繰り広げられる6人の人間ドラマだ。
そこに炙り出る奇妙な “人間らしさ” に思わず息も止まる。
視点の変換、それぞれのストーリーが交差する美しさに瞬きも忘れる。
朝井の剣にあなたも胸を刺されるはずだ。
あなたも朝井リョウの沼にはまって欲しい。
(これが面白かったら→何様、世界地図の下書き、少女は卒業しないがオススメ!)
・蜜蜂と遠雷/恩田陸
第156回直木賞受賞
彼は天才を書く天才だ。
多くの小説の中で、天才は一種類しか出てこない。
しかしこの小説に関しては別だ。
奇抜な天才、生まれながらの天才、海外からの天才、天才だった人、そして生活者。
ピアノコンクールを舞台に交わる人間模様。
それぞれの思いと音色。
読み進めるうちに、あなたにも音が聞こえてくるはずだ。
静かな部屋で読んで欲しい。
かなり厚く、二段組みの小説だ。
昨今うっすい内容を伸ばして伸ばしてなんとか一冊にまとめたようなビジネス書も多く出回る中、この出版方法はなんともかっこいい。
(これが面白かったら→チョコレートコスモスがオススメ!)
コンビニ人間/村田沙耶香
第155回芥川賞受賞作品。
村田沙耶香、通称クレイジー沙耶香。
文藝春秋から出版された「ラヴレターズ」という本で「コンビニエンスストア様へ」という恋文を書いたクレイジーな小説家である。
この作品はすごい。
美しいというか、楽しいというか、”すごい”のだ。
完璧なまでのコンビニ業務、情景描写と心情の対比。
いつまでも心に残る、いや残ってしまう作品だ。
(これが面白かったら→ラヴレターズがオススメ!)
ビジネス書や教養書が書店に立ち並ぶ中、小説を読む人は減っている。
しかし私から言わせればビジネスマンこそ小説を読むべきだ。
登場人物から、モノローグから学べない人間にはクリエイティブな仕事はできない。
何年も前から、作家たちは “考え方” “物の見方” ”言葉の選び方” “生き方”を教えてくれている。
それが売れずに、売るために書かれたようにも思える、記憶に残らない自己啓発本などが売れることが悲しい。
読み継がれている名作には、やはり学べることは多いし、人生のヒントが隠れている。
ビジネスマンこそ小説を読むべきだ。
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いかがでしたか??
まだまだご紹介したいオススメ本はあるので賢者屋にきた際はようたろうに声をかけてくださいね!
今回紹介した本
・何者/朝井リョウ
・蜜蜂と遠雷/恩田陸
・コンビニ人間/村田沙耶香
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