小学校の頃を振り返って欲しい。
皆さんは休み時間や体育の時間にドッジボールをしたことがあるはずだ。
ゲームが終われば「最後にボールに触った奴が片付ける」などという謎ルールが設定され、ボールの押し付け合いになりがちだったドッジボール。
正式な試合ではなく、あくまでみんなが参加できる遊びとして行われることが多いスポーツである。
ゆえにその関わり方は人によって千差万別であっただろう。
今回はドッジボールに参加する人々を立ち回り方によって大まかに分類した。
タイプ1:メインアタッカー
常に最前線で活躍するチームの主力。
回転のかかった速いボールを投げて相手を脅かすと同時に、投げられるボールを次々とキャッチする。
こういう奴に当てられると痛い。
ドッジボールに対するモチベーションが非常に高いメインアタッカー。
体育の時間の最後に先生が「残りの時間はドッジボールをしましょう」と告げたとき、「イエーーー!」と声を上げて最も歓喜するのは恐らく彼らであろう。
ゲームにおいて彼らは攻守ともに優れた積極性をみせる。
しかし時にキャッチしようとしたボールを取りこぼしてしまい外野行きになることも。
~メインアタッカーのあなたへ~
メインアタッカーのあなたは
目立ちたがりでお調子者のクラスの中心的存在だ。
まさに
生粋のウェイである。
調子に乗って合唱コンクールの指揮者に立候補したこともあるはずだ。
また、あなたはやたら声が大きく、何かにつけて
ノリと勢いで笑いを取ろうとしているだろう。
周りのみんなは気を使って笑ってくれるかもしれない。
しかしクラスの中でも勉強のできる奴は目立ちたがりな
あなたを冷ややかな目で見ているぞ。
もう少し周囲に気を配ることで誰からも好かれる人間になれるはずだ。
タイプ2:サブアタッカー
メインアタッカーほど派手に活躍しないものの、
内野の中で一定の成果を上げてくれる彼ら。
彼らは主力アタッカーと同様にドッジボールが好きで、それなりの意欲をもってゲームに臨んでいる。
そんなサブアタッカーのパフォーマンスは安定しており、鋭い投球で必ず敵一人を外野送りにする。
また、メインアタッカーが外野行きとなったときには内野のエースに昇格する。
~サブアタッカーのあなたへ~
サブアタッカーはコートでもクラスでも優等生。
勉強も運動もなんでもそつなくこなすタイプだ。
こういう奴が
一番モテるし出世する。
新学期の委員決めで誰も委員長の役職に手を上げなかったとき、痺れを切らして自ら手を上げてしまうか先生に指名されるのがサブアタッカーだ。
そんなサブアタッカーのあなたは一見して完璧なようだが、その能力の高さに比例して
プライドも高く、無意識のうちに周りを見下しているだろう。
有能さを鼻にかけ周囲の反感を買うこともあるかもしれない。
また有能な分失敗も失恋も尾を引きがちだ。挫折を引きずったところで去った昨日と恋人は戻ってこないぞ。
タイプ3:開幕外野
ドッジボールを始めるとき、最初の外野は大抵立候補によって決められるものである。
その段階で
毎回決まって外野を志望する彼らが開幕外野である。
このポジションでは当然、志望した以上外野として最低限のパフォーマンスは要求される。
しかしボールに当たらないようにする責任から逃れることができ、それにより計り知れない安寧が得られるのだ。
前述の2つのポジションに比べ、開幕外野はドッジボールに対しそこまで熱い思いを抱いていない。
開幕外野という決断は、悪目立ちせずにどうやってこのゲームを切り抜けるかを彼らなりに考えた結果なのである。
長期的な視点に基づいたその判断は、ともすれば内野に留まるより賢明かもしれない。
~開幕外野のあなたへ~
このポジションを選ぶあなたは
冷静かつ賢い人間だ。
パリピと陰キャの中間くらいの安定したポジションを手中に収めている。
クラスでも中堅レベルの地位を築き上げていることだろう。
体育祭の大縄跳びでよく縄を回す役目に回りがちだ。
しかしあなたには
狡猾な面もあり、
大体のことを損得勘定で考えている。
下手すると冷徹で恐ろしい人間だと思われかねないので、もう少し自分の情熱の赴くままに行動してはどうだろうか。
恋にしたって第一志望にしたって叶わないと判断したらすぐに手を引いてしまうのはよくないぞ。
さて、これまで3つの立ち回り方について述べたが、これらに該当する人はほんの少数だ。
恐らく遊びとして行われるドッジボールの中で大多数を占めるポジションといえば「
回避者」だろう。
内野の中で攻撃にも防御にも関わることなく、様々な手段でボールを避ける回避者。
彼らは主に2種類に分類される。
タイプ4:集団型回避者
人の多く集まっているところに入り込み、ボールを避けることに従事する回避者。女子に多い。
彼らはボールから逃げ惑うスリルを楽しんでおり、基本的にゲームの中でボールを触ることはない。
しかしそんな彼らであっても、敵の外野に転がりそうなボールを引き寄せるなどして、やむを得ずボールを手にしてしまうことがある。
その場合目立ちたくない彼らは本気でエースにボールを譲ろうとする。
しかし、「いや、あんまりボール触ってないし投げなよ」と言われ、ボールを投げる羽目になる。
ありがた迷惑である。
~集団型回避者のあなたへ~
集団型回避者のあなたは
協調性があり友達もたくさんいる。
割と誰とでもやっていけるタイプだ。
常識も備えているし
他人を思いやることができる。
しかしあなたは
周りに流されがちだ。
常に周囲に迎合しているため、自分のしたいことがなかなか言えないこともしばしばあるはずである。
たまには自己主張してはどうだろうか。
また、あなたはいくら集団で行動するのが好きだからといって一人で何もできないようではいけない。
学校のトイレくらい一人で行けるだろう。
タイプ5:単独型回避者
彼らは主としてボールから逃げることで回避するのではなく、集団から離れ、狙われないような場所に立つことでボールを回避する。
いわば
ボールから逃げる必要のない省エネスタイル。
本気でそう思っているのか格好つけているのかはわからないが、彼らは安全圏からドッジボールに熱中するクラスメイトたちを冷めた目で見ている。
しかし、内野の人数が少なくなるにつれ生き残った彼らは集中砲火を浴びることになる。
デメリットもあるが、さほど動かずに高確率で生き残ることのできる魅力的な戦法であることに変わりはない。
~単独型回避者のあなたへ~
このポジションを選ぶあなたは
偏差値高めの捻くれ者だ。
思考力・観察力に優れ、物事を違った面からとらえることができる。
しかしあなたは
物事に全力で取り組むのがダサいと思っている節がある。
あなたは体育の準備体操にしろ合唱コンクールにしろ本気を出さず片手間でやってる感を演出しているが、それは自分の本気が否定されるのを恐れているだけなのだ。
全力を出すことは恥ずべきことではないのだから、何事につけてももう少し努力してみてはどうだろうか。
番外編 ~ドッジボールでありがちなこと~
やたらしゃがんで避ける奴
顔面にボールを当てられて泣き出す女子
ジャンプボールだけ駆り出される高身長男子
自陣の内野の人数が少なくなり、先生が「最初の外野は内野に行きましょう!」と言ったときの救世主が来た感
注)
地域によっては開幕外野も当てたら内野入りできる。
ボール2つルールの下で、忘れていたもう1つのボールを背中に当てられたときの暗殺された感
だいたい3ヶ月に1回の割合で行われるボール3つドッジボールの大混戦感
様々な方法を挙げたが、皆さんはどのやり方を採用していただろうか。
もちろん、これまでに挙げた立ち回り方に優劣はなく、何が正しいということもない。
大切なのは自分自身が納得できるスタイルでプレーすることである。
小学校を卒業した皆さんはこれからドッジボールをする機会は少ないかもしれないが、もし将来その機会に恵まれることがあればこの分類を思い出し、自分に合った方法を試してみてほしい。
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