
論語読みの論語知らず
本の内容を理解するばかりで、それを実践しない人の例えですね。
私たちは普段の生活でどれくらい学んだ知識を実践できているでしょうか?
朝起きてから今まで、最近読んだ本の内容を何個くらい実行しましたか?
どんなに素晴らしい本を読み、素晴らしい学びを得たとしても、それを実践に落とし込めなければ意味ないですよね。せっかく本を読むのなら、その本に書かれていることを最大限自分の生活に活かしたいものです。
前回の
タダ読むだけじゃもったいない!意味ある実践志向読書術~前編~(リンク)では、
・読書前にすること
・読書中にすること
の中で、いかに本から自分にとって重要な情報を抽出するかをご紹介しました。
いよいよ今回は、「ちゃんと身になる超実践型読書術」の最も重要な部分
・読書後にすること
についてご紹介していきます。
本から抽出したあなただけの学びを、確実に生活へと落とし込み、読書の効果を最大限引き出していきましょう。
意味ある実践志向読書術〜読書後にすること〜
「読書前編」ではきちんと読書の目的を定め、「読書中編」で本から知識や学びをガッツリ搾り取りました。
いよいよそれらを自分の生活に結びつけていきます。ここが一番重要ですね。
※これからご紹介することは、本を最後まで読み終えた時だけでなく、途中でも、毎回の読書の後に行うのがオススメです。
・各章ごとに一言でまとめてみる
ひとつの章を読み終えたら、
・この章で著者が最も伝えたかった事は何か?
・この章を通して、自分は何を学んだか?
を自問自答し、
「要するにここでは、ここではこういうことが書かれている」と、まとめてみます。
※もし何も浮かばない場合はボーッと読み流してしまったのかもしれません。焦らずもう一度読み返します。
まとめる際も、前回の「読書中にすること」同様
・過去に読んだ本
・自分の知識、経験
・社会での出来事
と関連性を探り、しっかりと自分の知識のネットワークに結びつけていきます。
各章の要約を目次に書き込むのもオススメです。読み終える頃には目次がその本の要約に!次にその本を開く時に一目で本の内容を思い出すことができ、もう一度読みたい部分へすぐにたどり着くことができます。目次という本の地図に、自分なりに読みやすいよう書き加えていきます。
・アクションプランを立てよう
今までにとったメモや目次を見返しながら、これからの自分の生活に活かしていきたいことを書き出し、それらを多くても3つまでに絞ります。(当初の読書の目的からズレないように)
重要なのが5W1H。
Who 誰が
When いつ(どのような場面で)
Where どこで
What 何を
Why なぜ
How どのように
本から得た学びを実践できている場面を具体的にイメージします。
私なら、
Who 自分
When 文章を書く時
Where -
What 文章を
Why 読む人に分かりやすく伝わるように
How 事前に①要素を書き出す②順序を揃え、筋を通す③各要素の重さを決め、極力削る
重要なのは、本での学びを実行に移せることです。
ここから更に実生活に落とし込んでいきましょう。まず学びを実践できる予定を見つけ、リマインドアラームをセットします。
(最近のスマホでは、家を出る時や指定の場所に着いた時など、様々なリマインド方式も利用できます)
例
明日の文章を書く前、10時にリマインドをセット。
せっかく学んだことを、意識せずに過ごしてしまわないように事前の対策をしておきます。
更に、反省日を決めてしまいます。何事も重要なのは反省をし、改善しつづけることですよね。あらかじめ反省日を決め、スケジュール帳に具体的な反省項目も書き込んでおきます。
例 ○月○日
・文章を書く前にきちんと指定の手順を踏んだか(定着しているか)?
・作成した骨組みについて、上司のフィードバックは何か?
・更にどのような改善点があるか?
お気づきかもしれませんが、反省をすると新たなアクションプランができます。そうです、アクションプラン→実践→反省→改善とPDCAのサイクルにつながっています。
(PDCAをうまく回すコツは、初めのプランに、反省の日程と方法まで組み込んでしまうこと)
お疲れさまでした。ここまで来たらあとは実行あるのみです。そしてここからが最も重要で、めちゃめちゃ楽しい!!
反省項目に1つ1つチェックをつけながら、自分が着実に成長しているというこの上ない快感を味わっちゃいましょう!!
まとめ
○読書前にすること
・読書の目的を明確にする
・点検読書
1、表紙、裏表紙、帯(カバーの折り込まれた部分に紹介がある場合はそこも)に書かれている紹介文などを読み、本の主題を掴む。
2、「初めに」、「終わりに」、「著者の紹介」等を読み、著者がこの本を書いた意図や、主張を裏付けるだけの実績が著者自身にあるかを見る。
3、目次、索引を読み、本の構成や雰囲気を掴む。ロジックツリーで捉えるようにする。
4、気になる項目を拾い読みする。
その本から
・どんなことが得られるか
・自分の目的に合致しているか
を明確にする。
○読書中にすること
・毎回本を開く前に必ず目的と得たいものを再確認
・気づきや学びは手帳やスマホにメモ
何かひらめいたら一度本を閉じ、じっくり考える
○読書後にすること
・章や見出しを一言でまとめてみる
・アクションプランを立てる
読書を通して必要な情報や有益な学びを得る力は絶大です。今の自分を想像もつかない場所まで導いてくれます。
と言ってもやっぱり実行に移すのが難しい!
やりたい人1000人
やる人100人
続ける人1人
という言葉もあるくらいです。
以下の記事ではそんな、
・なかなか行動に移せない
・結局つづかない
そんな悩みを解決する5つの習慣を紹介しています。
結局やらないあなたへ|三日坊主の自分を変える5つの習慣【前編】(リンク)
人はそう簡単に変わることはできません。しかし、地道に日々の行動を変え、習慣が変われば、必ず成果は出ます。
一緒に行動という小さな一歩を踏み続けましょう!
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この記事を書いた人
⬜︎菊池航平(きくちこうへい)
大学4年次に中国へ1年間留学、その後休学し、現在はリモートジョブで生計を立てながら世界一周の旅をするべく奮闘中。専門は初等教育と小中高の英語教育。将来は子どもと関わりながらも教育を通してより良い社会作りに貢献するべく独学で心理学、プログラミング、経営など幅広く勉強中。夢は世界中の子ども達が生き生きと暮らす世界の実現!
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