TENGAは我々のことを深く理解してくれているにもかかわらず、我々はTENGAについて何も知らない。
そこで、我々はTENGAの広報担当、工藤さんにお話を伺いました。

広報宣伝担当の工藤まおりさん
Q,TENGAがつくられたきっかけは何ですか?
当時別の仕事をしていた代表の松本が、ふとアダルトグッズコーナーに立ち寄った際、どのグッズも問い合わせ先などの詳細が明示されていない卑猥なものとして売られていることに違和感を覚えたそうです。
そこで、卑猥なものとしてではなく一般商材としてのアダルトグッズをつくりたい、と考え二年間の自主制作を重ねてよく知られているTENGAが完成しました。
Q,工藤さんがTENGAに勤めようと思った動機は何ですか?
元々別の会社にいた時に、上司から性の話をしている時が一番目が輝いてると言われて、その道の方が向いているかもしれない、と感じたんです。
性に関することを発信するだけで性に奔放だと思われることに疑問を抱いていたので、性に関することは決して後ろめたいことではないと訴えているTENGAのコンセプトに共感して入社しようと思いました。
最初は家族や知人に引かれてしまうこともありましたが、アダルトグッズ制作だけではなく性に関する福祉的な取り組みもしていることを強調すれば理解してもらえました。
Q,アダルトグッズ以外にどのような事業をしているのでしょうか?
新事業として教育事業があります。関係者に聞くところには、日本の性教育は踏み込んだ話がほとんど出来ておらず、望まれない妊娠や射精障害の患者さんが多い傾向にあるようです。
だからこそ自慰の仕方やコンドームの着用等、性に関する正しい知識を教育機関と協同しながら伝えていきたいですね。
Q,あまり世間には知られてない商品はありますか?
1つは女性用のセルフプレジャー・アイテムの「iroha」です。
女性社員のみで開発からプロモーションまで担当し、機能性、デザイン等全てにおいて女性が使いやすいことを意識して開発されました。
女性の自慰は恥ずかしいものではない、とたくさんの人が考える契機になってほしいですね。
他には、男性の妊活の為の精子観察キット「TENGAメンズルーペ」があります。
このキットに精液を垂らすとわかる自分の精子の数と運動率を、サイトに入力すれば精子の濃度情報が出るんです。
妊活というと女性だけがするものだと思われがちなんですけど、実は不妊の原因の半分は男性側にあると言われています。
男性の方には是非ともやってみてもらいたいです。
Q,今後の目標は何ですか?
『性を表通りに』というコンセプト通り、性に関するネガティブなイメージを変えていくと同時に、性に対する悩みを解決していきたいと考えています。
ありがとうございます。
この取材を通して思ったことは、性に関することをひとくくりにエロ、下品、と捉えるのは安直だということだ。
あなたも目を背けるのではなく大切なテーマとして捉え直してみてはいかがだろうか。自分の性にまつわる認識を見つめ直せば、コンビニに並ぶアダルト本やビデオ屋の暖簾の見え方も変わってくるのかもしれない。
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