【支援先地域紹介】ルワンダ共和国
ルワンダは、「千の丘の国」と呼ばれる自然豊かな内陸国です。南西部ニュングエ国立公園内に隣接するバンダ村で、幼稚園3園と小・中学校2校で、およそ2,300人の生徒に給食を支援しています。またルワンダの複数地域で学校・コミュニティ菜園の設置を支援しています。
・国名:ルワンダ共和国
・首都:キガリ
・面積:2.6万k㎡
・人口:1,000万人
・民族:フツ族、ツチ族など
・言語:キニアルワンダ語、フランス語、英語
ルワンダ共和国(通称ルワンダ)は、「千の丘の国」と呼ばれる自然豊かな内陸国です。1994年に元陸軍と市 民兵 (インターハムウェ)がツチ族と穏健派フツ族の組織的排除を計画し、大虐殺へとつながりました。この大虐殺は、国中を混乱に巻き込み、3か月の間に数十万 人もの死者を出す大惨事となりました。その後、カガメ大統領が就任し、虐殺時に海外へのがれていた人々を呼び戻し、彼らが持つ知識と技術を用いた国の復興を進めています。
虐殺時に経済も大きな打撃を受けましたが、その後先進国からの援助、健全な経済政策により1999年までにGDPは内戦前の水準に回復しています。現在では、農林漁業がGDPの40%以上、労働人口の90%を占め、多くの農民が小規模農地を所有しています。輸出品目の60%を占める主要輸出作物はコーヒー・茶であり、高品質化により国際競争力を強化する政策をとっています。一方で、内陸国のために輸出入にかかる輸送費が高いという問題も抱えています。
サハラ以南アフリカの中で特筆すべき経済成長を遂げているルワンダでも、個人の生活に注目するといまだ厳しい状況が続いています。国が定める貧困ラインという基準以下に暮らす、いわゆる貧困層と呼ばれる人々は2006年時で50%を超えています。これは、TFT支援国の中でも最大の数値となっています。急速な発展の後ろ側には、その発展にまだついていけていない人々が存在しています。
HP(http://jp.tablefor2.org/countries/countries.html )より
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