4年前
パンフレットやWebサイト、映像など、さまざまなクリエイティブを通して、表現されるのは商品やサービスだけではありません。
企業のビジネスモデルや理念、ブランドを伝える手段としても、クリエイティブの力が重要です。就職活動中の方は、理念や企業の様子を知る採用映像などを見る機会も多いでしょう。
今回取材に伺ったのは、採用映像制作から始まり、今では企業のインナーコミュニケーションに強みをもつ株式会社揚羽。
人事総務部マネージャーの米田さんに、揚羽のビジネスや想い、ご自身の学生時代の経験について伺いました。
米田さんの学生時代のご経験は、「就職活動がなかなかうまくいかない…」と考えている方にも、新たな気づきになるでしょう。
ーー御社はWebや映像、グラフィックなど総合的にクリエイティブ制作を行なっていると伺っています。ビジネスの背景としてどのような歴史がありますか。
弊社はもともと、新卒採用における採用映像を作るビジネスから始まりました。事業を始めた当時は、採用の映像といえば単に仕事紹介をするもの、悪く言えばあまり面白みのない映像が多かった。そこで弊社ではドキュメンタリー映像として、働いている人々のリアルを映し出す映像制作を始めたんです。「人とビジネスを描く」ことが、創業以来弊社が強みとしているところです。
企業の採用課題をヒアリングしていく中では、企業の課題、人の課題などクリティカルな課題に直面することも多いです。そのため現在は「インナーコミュニケーション」に事業領域が広がっています。インナーコミュニケーションと会社の内部でのコミュニケーションのことです。
たとえば数人で始めたベンチャー企業が100人規模の会社になる。そういった場合、創業社長の想い、理念の浸透などが難しくなっていることがあります。どうすれば社員に想いを伝えられるか、理念を浸透させられるか、インナー施策としてご提案しています。
最近では、企業様のビジョン・ミッション・バリュー自体を一緒に作らせていただくことも増えてきました。
ーー学生の皆さんに、わかりやすく伝える映像クリエイティブ制作で培った能力が、ここでも活きているのですね。
そうですね。インナーコミュニケーションというのは、まず”言葉”に落とし込むことが前提です。ただそれだけでは伝わりきらない。そこでクリエイティブの力が重要になってきます。映像、Web、紙媒体など、最適な形でインナーコミュニケーションを実現します。
ーークリエイティブの制作は、どのような体制でやられているのでしょうか。
基本的には社内に制作体制があります。カメラマンや音楽監督など、案件によって必要なスキルを持つ方は外部のパートナーさんにお願いすることも。基本的には全て内部で制作できる体制が整っているのことは、弊社の特徴です。
新卒採用では総合職・制作職の採用があり、制作職としての採用はデザイナーやWebエンジニア、映像ディレクター。デザイナーや映像ディレクターは専門のソフトが使えたり、Webエンジニアはコーディングのスキルなどある程度素養を持っている方を対象としています。
一方総合職では、全く未経験から営業や制作進行を任せていきます。プロダクションマネージャーやWebディレクターなどを目指すこともできます。
また、弊社のクリエイティブ制作の特徴として、まずはみんな営業としてお客様のヒアリングから始めるんです。たとえWebディレクターやデザイナーでも、はじめは営業を経験。まずはお客様の課題をヒアリングできないとクリエイティブには落とし込めない、という考えがあるからです。
弊社には顧客想いな社員が多く「お客様の課題を解決したい」という共通の想いはそのような社内文化にも表れていると思いますね。
ーーところで、揚羽さんがTASUKAKEにご協賛いただくにあたって、どのようなきっかけがあったのでしょうか。
弊社には「未来の一歩を創り出す」という理念があります。その理念に沿って、何か学生の皆さんを支援できることはないかと考えた結果、協賛を決めた経緯があります。
もともと私はこの理念にとても共感をして入社したのですが、クリエイティブの現場で働くクリエイターの未来を明るくしたいなと思っていて。
「未来の一歩を創り出す」という想いは、揚羽で働いている社員はもちろんのこと、さまざまな関係者の未来の一歩を創りたいということでもあります。
社員の家族やお客様、お客様の先にいる消費者や取引先の方、揚羽に興味を持っていただいている学生の方など。様々な方の未来を少しでも明るくしたいと考えています。
まだ具体的には決定していないのですが、TASUKAKEを利用している学生の皆さんとは何か取り組みを通して、未来の一歩を創っていけたらなと。
ーー米田さんご自身は、どのような学生時代を過ごされていましたか。
学生時代は、就職活動でさまざまな企業を受けていましたね。実は、大手総合商社から食品、鉄鋼、人材など、さまざまな企業から内定30社くらいをいただいたんです。
なぜそんなことになったかというと私は、SPIの勉強や企業研究を徹底的に行なっていました。もともと大学受験で勉強を頑張っていたこともあり、数学の偏差値を上げたり、英語の読解問題を解くのと一緒で、とても楽しかったんです。
ただ、内定をたくさんもらっても最終的に就職するのは一社。どこに決めようかと考えた時に、僕はやりたいことが結構変わる人間なんだなと気づいたんです。医者を目指して勉強をしていたこともあるし、弁護士や警察官になりたいなと思っていた時期もある。
だからなるべく、なんでもできる環境がよいなと思ったんです。「個人軸の夢」を持ち続けられることも大切でした。それを考えた時、揚羽のビジネスや想いに興味を持ったんです。
広告や人材、コンサルティングは、外からいろいろなビジネスを知ることができます。そういう意味でも、私に最適な環境だなと考え入社を決めました。
ーーでは最後にTASUKAKEをご覧の学生さんに、社会人の先輩としてメッセージをお願いします。
僕は学生時代に勉強を頑張ってきたので、勉強の大事さはとても感じていて。でも何かを覚えるだけが勉強ではないんです。たとえば大学で法律を学んだり、古文を学んでも、将来その知識を仕事の中で使う人って、一握りです。
さまざまな学びの中で、それを一般化したり、単なる知識の学習ではなく”考え方を学ぶ”ことに転換できるかで、人生が変わるのではないかと思っています。勉強しただけで終わらせず、自分の生き方に活かせるといいのではないかなと。
また、就職活動中の学生さんと話すと「僕には頑張ったことがあまりないんですよね」という話を聞きます。でも、頑張ったことって、5分前の過去の中にもあると思うんです。
長期的にボランティア活動をやっていないと頑張ったこととは言えないなんて、そんなことはなくて。たとえば「最近就活を頑張っているんです」でも良い。もちろん企業によって受け入れられ方は違うと思いますが、今に向き合える力はとても重要です。
「現在をどう生きるか」に目を向けて、今ここからどう頑張っていくか、どう生きていくか、というところに意識を向けてほしいなと思います。
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